いざというときに覚えていたほうが良い資金繰りの知識
いざというときに覚えていたほうが良い資金繰りの知識

運転資金が足りない時に役立つ資金調達のいろは

入金と支払いのギャップで悩む前に~個人商店に最適な資金調達~

頭を抱える人

個人経営をやっている時に、仕入れるためのお金がまだ入金先から支払われていないので支払えないというピンチに陥る人は少なくありません。こういったピンチの時に対処法を知っておけば、いざという時に素早く行動することができます。

酒類の卸売りは業者との兼ね合いが難しい

個人経営で酒屋をやっている時にありがちなのが入金と支払い金のギャップです。お酒のメーカーからお酒を仕入れ、それを他の飲食店やスーパーに販売する。その時の売上金がいわゆる利益です。しかし、卸売業の場合は掛取引(信用取引ともいう)により、後日支払われることが多いです。ここで困るのが、仕入れる資金を得るための支払金がまだ入ってこないので、仕入れることができないという状況です。こうなるとお酒が仕入れられないので、商売ができないという問題が発生してしまいます。個人経営で卸売を行なう時は、こういったことが起きないように資金を常に確保する必要があるのです。

ズレを補う運転資金が足りなくなった時の対処法

もし、上記のようなことが起き、資金がない場合は金融機関から融資を受ける必要があります。ここでは、銀行から融資を断られた場合を想定した融資方法を紹介していきます。

ビジネスローン
自営業を行なっていると、銀行から融資を受けられないことは実は結構多いのです。そんな人のためにあるのがノンバンク系のビジネスローンです。このビジネスローンは銀行の融資と違い、消費者金融及び信販会社が提供しています。ビジネスローンを利用するメリットとしては審査が非常に早いので、最短一日で融資を受けることができるという点が挙げられるでしょう。下記サイトでは、ビジネスローンに関する情報が詳しく紹介されています。
不動産担保ローン
不動産担保ローンは、その名の通り不動産を担保に融資を受ける方法です。上記のビジネスローンは無担保で借りることができますが、こちらは自分のお店を担保にして融資を受けるため、様々なメリットが発生します。まず、低金利で融資を受けられることが挙げられます。そしてビジネスローンよりも借入限度額が大きいため、よりまとまったお金の融資を受けることができるでしょう。下記サイトでは、不動産担保ローンに関する情報が詳しく紹介されています。

運転資金を調達するタイミング

運転資金はできるだけ余裕を確保しておくことが鉄則です。ここでは、運転資金を調達するのに最適なタイミングについてQ&A方式でお答えしていきます。

運転資金が足りそうにありません。どのタイミングで資金を調達したらいいですか?
結論からいえば、今すぐです。運転資金は不測の事態が発生することにより足りなくなるというケースが多く、常に余裕を持っておくと良いでしょう。そのため、不安を感じた場合はまず取引銀行に融資の相談をしましょう。そして、銀行から融資を受けられなかった時は、ビジネスローンもしくは不動産担保ローンで融資の相談を行ないましょう。
融資を受けやすくなるタイミングはありますか?
3月、9月、12月は融資を受けやすくなるといわれています。その理由は、これらの時期は支出が増える時期であり、逆に収支が見込める時期でもあるからです。3月と9月は年度末決算期であり、ローン会社も業績を上げるために審査が通りやすくなります。そして12月は会社の支出が増える時期なので、ローン会社の需要が増え、業績を上げるために審査が通りやすくなるのです。

資金調達だけに頼らない~上手な資金繰りで個人商店を立て直す~

ビジネスローンもしくは不動産担保ローンで危機を乗り切ったとしても、それは一時しのぎです。今回を乗り切ればあとは安定する状況であればともかく、今後もこういったことが起きる可能性があるなら、まずその可能性を潰さなければなりません。

融資はあくまで一時的な対処

計算をする人

融資を受ければ乗り切れるため、何度か頼ることが多いと思われますが、融資はあくまで一時しのぎです。しかも、仮に融資を受けるたびに会社は多少のリスクを背負うことになるのです。例えば、利息が発生するので結果的に収益が削られます。借り入れ時に頼ることが多くなった場合、新規の借り入れができなくなり即座に経営が破綻して、借りれば借りるほど自体が悪化していきます。特に卸売業で不渡りが発生して信用をなくすと収入そのものが得られなくなります。

個人商店の為の資金繰りのコツ

借りたくはないけどお金がないから仕方がない。という人のために、ここでは運転資金に困らないための資金繰りのコツについて紹介していきます。

まずは落ち着いて原因究明を優先させましょう。(40代/税理士)

物事には原因があるもの。まずは「なんでこうなったか」ということを調べていきましょう。例えば、大量に仕入れて余分な出費がかさんでいたり、経費に余分なものが物が含まれていたりといったことが原因として挙げられます。まずは出費を紙やパソコンなどでまとめて、どこにどのくらいかかっているのかを調べていきましょう。

原因に合わせた対策をとってこそ根本解決ができます。(30代/会計士)

支出をまとめて無駄な経費を発見した場合、それをなくし、他の経費で何か削減できるものはないかを探しましょう。そして、それらに対する効果的な対策を行ないましょう。例えば、売上債権の回収を見直したり、在庫が多いようならば仕入れ量を減らしたりといった方法が有効です。無駄な経費を削減すれば、自ずと収入は増え、店の経営状態を立て直すことができます。

個人商店なら「資金繰り表」を活用しましょう。(40代/経営コンサルタント)

資金がどのように動いているかを視覚化することで、より経営悪化の事態が発生することを防ぐことができます。どのくらいの費用がかかり、どのくらいの収入がいつ入ってくるかということをまとめるだけで、より現状を把握しやすくなるので行なうことを推奨します。近年ではパソコンソフトで楽々行なえるようになったので、簡単に作成しやすくなります。

3つの要素で資金繰りの悩みから解放される

経営難を回避するためには、主に3つの取り組みが重要です。素早く取り組むこと、正しい情報と知識の取得、そして社長のやる気です。これらに対して真摯に取り組むことで自ずと経営状態は改善され、不測の事態にも対処できるようになります。

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